今日の渓流魚調査は、貴船川・鞍馬川・静原川・高野川の上流域で行いました。
全域でアマゴの稚魚は発見出来ましたが、高野川上流域の稚魚密度は圧倒的に少ない事が分かりました!
密漁等の可能性がありますので細かいポイントを書くのは控えますが、多い場所では100メートル程の区間で30〜40匹程生息している場所もありました♪
今回イワナも発見したかったのですが、残念ながら発見出来ませんでした(ToT)
そして今回大変悲しい事ですが、全く連絡を受けて無い河川工事が2件ありました(-_-;)
1件目、貴船川上流で、森林組合が、林道の護岸下が洗掘されており、林道の補修と言う名目で川の瀬替えをしておりました!
こちらは今日から掛かり始めたばかりでしたが、先日発眼卵を埋めた直上でやられたので、泥を被って死滅している可能性があります!
2件目、静原川上流の東俣川で左京土木が、護岸の下が洗掘されており、ワイヤーメッシュの篭に石を詰める工法で濁り対策は全く無しで工事をしておりました。
そもそもワイヤーメッシュを使って施工された場所の大半では、2〜3年程でワイヤーが切れたり、めくれ上がったりして機能を失っていたり、ゴミが大量に引っ掛かる等の問題が発生しており、水当たりのきつい場所に向いていない上に、河床を固めるのは本当に万策尽きて仕方の無い場合だけにするようにとお願いしてあるのですが、何の連絡も無くこの様な施工をすると言うことは、左京土木ではやった者勝ちとでも思っているのでしょうか(-_-;)
この場所では既に1週間近く工事がされており、下流は完全に泥で埋もれてしまっており、卵と稚魚はもちろんの事、下手をすると親魚までも広範囲で死滅している可能性もあります(ToT)
河川に関わる方には魚が住んでいる事をしっかりと理解し、特に渓流魚は初冬が産卵期であり、河川工事による濁りからの逃げ場が無い事をしっかり頭に入れておいて欲しいものです(ToT)